空港のランプ（駐機場）で飛行機への燃料補給、貨物の搭降載などを担うグランドハンドリングスタッフは、飛行機の運航になくてはならない存在だ。新千歳空港でANAのグランドハンドリングスタッフとして働く金澤さんは、JAAで学んだことが、実際に働く上で役立っていると語る。

「国内線では、全日本空輸はANA、新千歳空港はCTSというように、航空会社や空港名はすべて3レターコードで表します。自分が担当する便や手荷物の行先を確認する時に３レターコードを必ず使うので、授業で覚えておいて本当によかったです。また新千歳空港は、冬に雪の影響を大きく受けます。航空機に雪や氷が付着すると危険ですので必ず除雪します。除雪には防除雪氷車を使うのですが、学校内で経験があったのでスムーズに除雪作業ができました」

もちろん、JAAに入学してよかったことは、実務面だけではない。就職にあたっては、先生から強力なバックアップを受けた。

「実際に航空業界で働いた経験を持つ先生方が大勢いらして、進路相談の際には各社の雰囲気や特色が自分に合っているかどうかのアドバイスをいただきました」

また寮生活を送ったことで、人間として成長できた、とも。

「授業以外のオフの時間を友人と共に過ごし、プライベートなことから進路の悩みまで仲間に話せたことが、人間形成に大きく影響したと思います。JAAは人として大きく成長できる場所です。将来を決める一番大事な時期に、JAAで学んでみてはどうでしょうか」