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コロナを乗り越えた先にある航空業界の大躍進

コロナを乗り越えた先にある
航空業界大躍進

航空会社はあらゆる国と地域に、 人やモノを運び、人々の思いや夢をつなぐ架け橋となってきました。

しかし現在、 世界中で猛威を振るっている新型コロナウィルス感染症により、人々は移動を制限されています。

自粛続きの人々は、 今も 「旅をしたい」 「遠くに行きたい」「人に会いたい」 と、 「現地」 を求めています。


重要な交通インフラとして、飛行機が再び活躍する日は、遠い話ではありません。


航空業界は、過去 20 年間で世界規模の感染症禍を 2 度経験しています。


2003 年には、アメリカ同時多発テロ事件の傷が癒えぬうちに SARS が流行、2009 年は前年の世界金融危機の混乱を引きずったまま新型インフルエンザが流行しました。このように、これまでもテロや感染症による混乱を経験してきましたが、事態の収束後、輸送需要は数年の内に混乱前の成長曲線に収束するように確実に回復してきました。SARS 流行の際は、終息後の翌年中に期待値の 95%、3 年経過後はなんと期待値の 99%まで回復しています。


上記 2 件の例の回復過程のパターンを読み取り、COVID-19 禍からの回復過程を推測したグラフからは、ワクチンの普及開始を受けて収束後、速やかに RPK(旅客輸送量)の回復が始まり、2022 年には初期回復完了を見込んでいることが読み取れます。航空業界は、COVID-19禍が収束した後を見据えて採用活動を再開しなければいけません。その理由は、航空の安全に関わる社員の育成には数年かかるため、航空需要が回復したあとに採用するのでは間に合わず、人材の供給が途切れてしまうからです。


つまり、今、日本航空大学校 北海道に入学する学生たちは、卒業する頃には、航空業界で予測される
人材不足による採用時期とぶつかることになり、大きなチャンスを得ることになるのです。

 

SARS(2003 年)、新型インフルエンザ(2009 年)の混乱後からの回復パターンを読み取り、
新型コロナウイルス感染症からの初期回復完了は 2022 年を見込んでいる!

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世界中の航空自由化や規制緩和により、LCC(格安航空会社)をはじめ多くの航空会社が誕生しています。

日本においても航空自由化やビジットジャパンキャンペーンなどにより、成長著しいアジアをはじめとした世界中からの旅行客を呼び込むべく、国際航空ネットワークの構築を掲げました。

これにより、観光立国を目指す日本にとって、航空業界はなくてはならないインフラとなっています。

図からは 2012 年の LCC 参入以降、急成長しながら旅客数を増やしているのが読み取れます。

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※FSA(フルサービスエアライン・ANA/JAL等の従来の航空会社)
※LCC(ローコストキャリア・格安航空会社)


LCC の出現により、低価格で飛行機の移動を楽しめるようになった結果、路線数が急激に増加しました。下記の図は成田国際空港の航空機発着回数の推移です。日本の玄関口である成田空港では、新規乗り入れ、新規就航、増便が相次ぎ、国際線・国内線共に好調でした。しかし航空需要が増加傾向にある一方で、団塊世代の退職と日本国内におる少子高齢化の影響が重なり、現場では人手不足に直面しています。

また、単純に「人数」が足りないわけではなく「人材」が足りないのです。

特に、養成に長い時間を要するパイロットや航空整備士等国家資格者の人材確保は急務です。

 

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行動を自粛して 2 年。


新型コロナウイルス感染症が終息した際にやりたいこと、それは旅です。


大切な家族に会いに行ったり、美しい景色、美味しい食べ物を食べに、人々は飛行機に乗り、旅行をすることを心待ちにしています。

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